お久しぶりです! 最近は「さくっとキーボードの基板を作るにも部品の入手が...」という日々が続いているかと思いますがいかがお過ごしでしょうか......
今回は"テンキー+パッド"の『Navpad 1.0』について少しご紹介します!
Navpadとは...?
Navpad(ナフパッド)は、"nav cluster"と呼ばれるキーボードの一部分と"numpad"(いわゆるテンキー)を切り出したようなマクロパッドで、 60%キーボードやコンパクトな分割キーボードに搭載されないことの多いテンキー部として便利に使うことができます
1.0って...?
『Navpad 1.0』の元となる「NavPad rev.1」は今から約2年と少し前(!)の天下一キーボード会 Vol.3にて、喫茶blancによって販売されました。当初のNavPadでは、Type-Cコネクタや2つのロータリーエンコーダー、各キーバックライトなど、機能としては盛りだくさんだったものの、ProMicroに当たるコントローラー部分をすべて自らの手ではんだづけするという比較的難易度の高いキットでした。
NavPad rev.1
今回発売の『Navpad 1.0』では、基板に直接はんだづけするType-Cコネクタをやめ、ロータリーエンコーダーを1つに減らし、ProMicroを採用することで難しさを大幅に抑えたモデルです!
Navpad 1.0
今回追加された機能
Navpadは比較的奥行きがあるため、PrtScなどのキーに指が届きにくいと思うかもしれません。そこで『Navpad 1.0』では、新たに『チルト用 Aluminum feet』に対応しました! このおかげで、DSAプロファイルやXDAプロファイルなどの面が均一なキーキャップに限らず、行ごとに段々になったCherryプロファイルやOEMプロファイルのキーキャップを使用したときにも奥のキーに指が届きやすくなります。取付部は長穴としているため、若干ではあるもののチルト度合いに強弱をつけられます!
チルトさせた状態
また、インジケーター部にのみ配置したLEDには、いわゆるアドレサブルフルカラーLEDを採用しました。このおかげで、qmk_firmware上でキーマップを編集する際に、各インジケーターのオンオフのほかレイヤー遷移などのいろいろな情報を表示することができるようになりました。
インジケーター部のLED
Navpad 1.0専用アクリルプレート
『Navpad 1.0』には専用のアクリルプレートが用意されています。レイアウトは一般的なテンキーの形で固定となってしまいますが、遊舎工房独自の立体的なレーザー加工により『Gateron pre-lubed plate mounted stabilizers - 104 keyboard set』などのプレートマウント用スタビライザーを使用することができるようになります! 60%キーボードをDZ60用のアクリルプレートと組み合わせて作ることでスタビライザーをきれいに使い切ることができるので、60%キーボードと一緒に、新しい生活のお供にもいかがでしょうか?!
この他にもいくつか追加機能がありますが、またの機会にご紹介といたします!
そんな『Navpad 1.0』は遊舎工房通販サイト、または店頭にてお求めいただけます!
キースイッチやキーキャップも揃う自作キーボードのお店、
遊舎工房はこちらからどうぞ!